ウォーキングで健康づくりをしましょう

  ウォーキングでこんな効果が!
最近、食事や運動などのライフスタイルの変化が影響して、糖尿病、高血圧、高脂血症、などの生活習慣病にかかる人が増加しています。運動には、生活習慣病の予防や改善に役立ち、動脈硬化を予防する効果があり、また、免疫力が高まるという効果もあるので、癌などの予防にも効果があることがわかってきました。運動の中でもウォーキングは手軽にできて、安全に行えるよい運動です。


歩きながら風景を楽しみましょう!
     〜ストレス解消にもつながります〜
運動を長続きさせるためには、気持ちいい、楽しいという気分を感じることが必要です。健康のためにやらなければならないという義務感だけでは、続けて行くことは難しいものです。ウォーキングも、周囲の景色を楽しみながら、楽しく長く続けることが大切です。
また、ウォーキングのような適度な運動がストレス解消に効果があることが分っています。周囲の景色、木々の緑、小鳥のさえずりなどが心も体もリフレッシュしてくれます。よい気分で体を動かすことは、日常のストレスの解消にも役立ちます。


善玉コレステロールが増えます
      〜動脈硬化を防ぎます〜
血液中には、増えると動脈硬化を起こしやすくするLDL−コレステロール(悪玉コレステロール)、動脈硬化を予防するHDL−コレステロール(善玉コレステロール)、そして中性脂肪があります。
 ウォーキングなどの運動は、善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らすことで、動脈硬化の予防に役立ちます。


エネルギー消費量が増します
     〜肥満の予防にもなります〜
肥満はいろいろな生活習慣病の原因にもなります。食べ過ぎによる摂取エネルギーの増加と、運動不足による消費エネルギーの減少が肥満の原因です。ウォーキングはエネルギーを消費し、さらに食事制限を加えれば体脂肪は減り、筋肉や骨などの組織は増えるので、健康的な体を作ります。


筋肉がきたえられ柔軟性も向上します
     〜腰・膝痛を予防します〜
中高年になると、腰痛や膝痛を起こす人が多くなります。腰や膝の関節は筋肉や靭帯等で支えられていますが年を取るにつれ、周囲の組織が衰えてきます。しかし、適切な運動を行えば、間接を支える筋肉や靭帯の衰えを予防できます。
それには、腰や膝のまわりの筋肉や靭帯などをのばして柔らかくするストレッチングや、腰をささえる背筋や腹筋、膝を支えている太ももなどの筋肉を鍛える運動が必要です。ウォーキングは膝にかかる負担が少なく、良い運動です。


血液がスムーズに流れます
 〜高血圧が抑えられ、心臓病や脳卒中を防ぎます〜
高血圧は動脈硬化を促進します。動脈硬化になると血管がつまったり、もろくなったりして、脳卒中、心筋梗塞などの大変な病気を招きます。血圧を下げるライフスタイルはいくつかありますが適度な運動を習慣として続けることも、血圧を下げる効果があるということが分ってきました。
 また、血圧を上げる原因となる肥満やストレスを運動によって解消することも、血圧を下げることにつながります。運動は高血圧の予防はもちろんのこと、治療として用いられています。しかし、激しい運動や重いものをもつような運動は逆に血圧を上げてしまいます。高血圧の予防には適度なペースのウォーキングなどが最適です。ただし、高血圧の合併症が進んだ人では、運動が望ましくない場合もあるので、注意が必要です。


脳の老化を予防します
    〜老化を防ぎます〜
体を動かすことにより、全身の血液の流れがよくなり、脳にも十分な酸素と栄養を運びます。また体を動かしている時は、自然に脳も動いています。例えば、ウォーキングをしているときには、自動車や自転車、信号、道のでこぼこなど周囲に気を配っているのもです。こんなときに脳が活発に働いて、老化防止に役立っています。また、歩きながら考え事をすると、よい考えがひらめいたりすることもよく経験すると思います。ウォーキングは脳細胞を活発化して、老化防止になります。